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最近ファイルが壊れるんです(Windows 2000 SP4) [環境]

Question
最近、おかしなことがありました。

以前圧縮してDVDに保存しておいたいたファイルが必要になり、解凍したのですが、一部のファイルが壊れていました。
圧縮した時に失敗したのかと思ったのですが、念のために別のマシン(Windows XP SP2)で解凍してみたら、
なんともありませんでした。
あれ?と思い、再度、元のマシン(Windows 2000 SP4)で解凍してみると、やはり、同じファイルが壊れています。
どうしたというのでしょう?
ちなみに、圧縮時のマシンは、Windows 2000 SP4の方でした。

Answer
次の条件が揃っている場合、ファイルが壊れる可能性があります。
==========
・Windows 2000 SP4 である。
・NTFSでパーティション、または、フォルダを圧縮している。
・2006年8月にリリースされた(MS06-049)KB920958のパッチを当てている。
・パッチを当てた後に、新たにファイルを作成したか、既存のファイルを更新した。
==========

このようなときには、すぐさま即刻、KB920958を削除して下さい。
               ↑
      (二重表現したくなるほど緊急に)
さもないと、重要なファイルが使い物にならなくなってしまう可能性があります。

ちなみに、私も、8/16に当てて、約一ヶ月の間、10万ファイルに1ファイルぐらいの頻度で、
ファイルが壊れました。
(いえ、気づいていないだけで、もっと壊れているかもしれません)

バイナリエディタで見てみると、

     (この例では、8136Byteのファイルなんだが、4096Byteを境にDFのオンパレードに・・・)
ってな感じで、
ファイルのお尻がすべて「DF」で埋め尽くされるという共通した壊れ方だったので、
なんでかなぁ?と思っていたら、こんな記事が!
ITmediaエンタープライズ記事「NTFS圧縮ファイルが破損の恐れ、8月の月例パッチに不具合」

これによると、MSの技術情報「[MS06-049] Windows カーネルの脆弱性により、特権が昇格される」で、
ファイルが壊れることが示唆されている。

しかしまぁ、こんな重大な問題を、一ヶ月も黙っているなんて、ひどいねぇ。
しかも、問題を回避する為に圧縮を解除しろという対応手順は、
圧縮機能は標準で用意されている機能であり、しかも、デフォルトで圧縮がかかっているシステムフォルダもあるというのに、
なんという、おざなりな態度!
その前にまず、「パッチの削除をして、修正リリースを待て!」
というのが、正しいあり方なんじゃないですかねぇ。

MSによると、「このセキュリティ問題の危険性 (深刻度) は 重要 レベル」だそうだが、
そんなことより、ファイルが人知れず壊れて行くことの方がハルカに問題だ!!
少なくとも私の場合、即刻削除!
自己責任で、セキュリティの強化よりファイル自体の安全性を取る!

そもそも、こんな不出来なパッチを当てた状態で、圧縮機能を解除していくと、
その過程でファイルが壊れていかないという保証はどこにあると言うのか!?
それに、パテ・フォルダを圧縮するというのは、容量確保が目的の一つにあるわけで、
パーティションによっては、圧縮を解除することにより容量がはみ出てしまうという場合があることが容易に想像されるのに、
そういう場合はどうしろっていうの??
(「圧縮していないディスクをご用意の上、そちらにコピーして下さい」ってか?・・・そんなのやってらんない)

ご質問にあった、圧縮ファイルが壊れた(ように見えた)のも、
圧縮ファイルを解凍する一時フォルダか、解凍先のどちらか一方でもNTFS圧縮の設定になっていると、
圧縮ファイル自体は正常でも、解凍したファイルが壊れてしまうという現象かと思われます。
(私も、同じ現象に見舞われ、手を変え品を変え、何度も解凍をしてしまいました)

で、解決方法ですが、
「アプリケーションの追加と削除」から、「Windows 2000 ホットフィックス - KB920958」というのを探して、
ズバっと、アンインストールしちゃってください。

8月のパッチをすべて当てていると、
「KB921398 と KB922616 が正しく動作しないかもよ」って、脅しを食らうけど、続行しちゃいます。
ちなみに、私の場合、
「KB920958」を適用した後にインストールした、幾つかのプログラムも吊るし上げを食らったけど、
無視して強行しました。



削除が完了したら、再起動してください。

これで、人知れずファイルが壊れていく病気は快方に向かうと思われます。
しばらく様子を見ながら、安静にお過ごしください。

 

[参考]
問題の張本人MSのダメ情報 [MS06-049] Windows カーネルの脆弱性により、特権が昇格される
HotFix Report BBS スレッド: MS06-049[重要]:Windows カーネルの脆弱性により、特権が昇格される
oopsの日記 NTFSの件そのx
MS06-049 副作用 (NTFS 圧縮ファイルが壊れる) まとめ
2ちゃんねる ■□NTFSですな?いまだにFATですか?□■

 

【追記】

上記の参考情報で、チェッカーが提供されていたので、チェックしてみた。

コマンドラインツールだが、実行ファイルをそのまま開くとGUIダイアログが開いてくれる。

パスを指定して、[開始]すると、DOS窓でパス下のファイルを総なめした後、
以下のメッセージを出して終了する。

 

生成されたログファイルを見てみると・・・

デュアルブートの別システムのパーティションで破損が見つかってしまった。

ActivePerlをインストールしたんだが、一つ破損が見つかった。

その他 gif、png、mpeg ファイルがポロポロと・・・

壊れたGIFファイルは、こんな風になる。
←DFで埋め尽くされた部位

 

【追記】2006.09.28

密かに、修正プログラムが公開されてるじゃん!

Windows 2000 用の更新プログラム (KB925308) 2006/09/19

んで、密かに、修正版がリリースされてるじゃない・・・・

4 KB より大きいサイズの圧縮ファイルを作成または更新すると、ファイルが破損することがある 2006/09/28
  ↑
2006/09/26に、KB920958(MS06-049) のパッチが置き換わっているみたい。

Windows Updateで素直に、こいつを当てればいいようだ。

でも、もう怖いから、もうちょっと様子見る・・・


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2006-09-16 13:14  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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